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えー、前回の記事で触れましたが、
なみちゃんは土日、
イスラエルきっての近代都市、
テルアビブにおりました。


あー、今回の記事は長いです。
トピック↓

①スケジュールについて
②道のりについて
③仲間について
④考えたこと
⑤オチ
①スケジュール

9/9(土)
 授業が14:00まで
 →家に戻る→テルアビブにあるジャネッサのご友人宅へ
 →飲み食い→夜中にビーチへ→さらに飲む
 →9/10(日)午前2:00就寝


9/10(日)
 10:00起床→水着を買う→ビーチへ
 →とりあえず水遊び→一人で買い物へ
 →仲間と合流してビール・ゼイトへ帰る








②道のり


土曜日に授業が終わったあと
セルビスでビール・ゼイトからラーマッラーへ。
3シェケル=80円くらい、20分。

ラーマッラーから
アルウッズ(エルサレム)へ。
セルビスで5シェケル。140円くらい、30分。

エルサレムに着くまでに
壁を見ました。
恐ろしいまでにきっちり詰まって突っ立ってる
コンクリートの無機質な壁です。
遮蔽物がめっさ置いてあるの。
ハンドル切りまくって除けながらよろよろ進むバスの座席は
さながら大地震のごとく揺れまくります。



土曜日はシャバット(ユダヤ教の安息日)なので
シェルート(ユダヤ人の運営してる乗合タクシー)は少ないです。
しゃーないので
エルサレムからはアラブセルビスを捕まえて、
テルアビブへ。
25シェケル。600円くらいかな。40分くらい。
ホントは17シェケルくらいで行けるんですよ。

テルアビブのセントラルバスステーションから
ラビン広場付近にあるランド氏(ジャネッサのご友人)の家まで、
タクシー。
30シェケル強。850円くらい? 5分。


あとはランドの家に着くまでにいろいろ迷ったから、
ビール・ゼイトの自宅を出たのが3:00、
着いたのが5:30でした。




あー、何が言いたいかって、
この国はめっさ小さいってことです。
2.5hで
ヨルダン川西岸から
ヒズブッラーが狙うようなイスラエルの大都市に着けちゃう訳。









③愉快な仲間

あー、面子が減りました。

イヤド(パレスチナとアメリカのハーフ)
ヘンリック(デンマーク男児)
ジャネッサ(カリフォルニア娘)
マイ(純正日本人)

この四人で
テル・アビブに住んでいるアメリカ人ランド氏を
訪ねた訳です。





一人ずつ紹介しませう。



●イヤド

彼は25歳で、体格の良い男性です。
アメリカンスラングとアラビア語パレスチナ方言がペラペラ。
正則語は喋れません。
だって私のほうが正則語のクラスのレベルが上だしwww

彼の口癖は「fucking」。
彼の手に掛かると
イスラエル政府もアメリカン政府も
上手く揚がらないポテトまでファッキンです。

ちなみに面子が減った原因は彼。
木曜日夜のジャズパーティーで
イヤドがイナ(ドイツ男児)に
ドぎついアメリカンジョークを飛ばしたせいです。

どんなんかって、



「おい俺の犬、こっち来いよ、飲もうぜ」




あー。それはあまりにアメリカンだよ、イヤド。



対するイナ:


「あん? 俺には名前があんだよ。俺はイナだ!!」




ホント、こっち来てつくづく思うんだけど
アメリカ英語とイギリス・ヨーロッパ系英語の違うこと違うこと。
私はアメリカ英語の方が聞きやすいんだけどね。
精神はヨーロッパ英語の方が好きです。






そんな訳でイヤドとイナ(そしてサメット、マクタームグループ)、
文字通り犬猿の仲になってしまったのでした。










あー、次次。


●ヘンリック

23歳、デンマーク人。
大学でジャーナリズムを専攻したそうで、
単位交換制度を利用してビール・ゼイト大学に来ています。

口癖は特に無いんだけど、

生粋のコペンハーゲンっ子ヘンリック、
英語がペラペラです。
ジャネッサもびっくり。

そしてアラビア語を喋るのです。
ヨルダンに半年居たんだって。
だから出来る限り彼とはアラビア語で喋るようにしています。

あ、ちなみに細くてちっこいです。








ジャネッサとマイについては
また書く機会があると思うので割愛。









●ランド

推定35~40歳。
アメリカ政府関係の仕事でパレスチナに居たのですが
厳重なガードが付くようになったのを嫌って
(例えば車に乗るときは
 3人の武装ガードマンがつくことになってるらしい)
テル・アビブに拠点を移してしまいました。

fucking精神が通じる辺り、
真面目過ぎなくて好きです。

彼の家、まじ広い。
ex-wifeはアメリカにいらっしゃるらしく、
家の中は10歳くらいの娘二人の写真で溢れています。
まじ可愛いし!!!











④考えたこと



これはいっぱいあるんですよ~。
困ったね。書ききれない。






1.なみちゃんは議論に参加できない
2.テル・アビブという都市について
3.イツハク・ラビンを思いながら
4.レバノン戦争に反対するデモ
5.いいのかジャネッサ?!





とりあえずこんな感じでいってみよう。



1.なみちゃんは議論に参加できない

日本でもそうなんだけど、
なみちゃんはいっつも聞き役なのね。
どっちかってーと
熱くなり過ぎた議論を鎮火することばかりしてきたのね。
空気を柔らかくしてさ。


日本ではこれで良かったの。
こういう役割、必要でしょ。
大体もぎこっかーなんかは熱くなりすぎなのだ。


一歩外に出ると、状況はまったく違う。
何も言わないのはrudeなことだし、
何も考えていないのと同じ。
何かしらcry outする必要があるのね。


でもまだタイミングが掴めない。
英語での議論、スッと頭に入ってこない。
自分のボキャブラリーが口まで繋がってない。
焦る私。
How poor I am!!!!!!



じっと議論の成り行きを
(目だけは真剣で)見守るだけのなみちゃん。



そんな私を見てイヤドは笑って言いました:




「マイ、君はstatueかい!?(笑)
 姿勢が良いからホント像みたいだよ。
 君は母国語から切り離されてもよくやってるけど、
 もうちょっとだけ話してみなよ。
 I agree、とかI do not agree with youとか、
 そんなことから始めればいいんだ。」




う。。。。。
あなた正しい。サッハ。(アラビア語)






とりあえず、いつもの会話みたく
「Yeah Yeah、exactly!」から始めてみました。
どのみち
来週の火曜日から「Palestinian Question」の授業が始まるのです。
そこでは英語で議論しなくてはなりません。





これは自分で望んで手に入れた環境。
いろいろな人に励まされてここまで来たのです。
シュワイヤ・シュワイヤ、バス・アキーダン。
(少しずつ少しずつ、でも確実に。)
それに私は
「アッワル・ヤウム、アスアブ・シャイ」
(初めの日が一番難しい)
ということを知っています。
来週の火曜日はきっととても困難な日になるのです。



諦めなければ少しずつ良くなる。









2.テル・アビブという都市について

この都市は好きじゃありません。


ビーチも、モールも、日本料理店も、洋楽も、
夜景も、Hot waterも、清潔なバスタブも、お酒も、


私が好きなものは何でもあるのに。





夜の海岸に立って、
ヘンリックと話しました。



ヘンリック:「マイ、今何考えてるの?」




日本人はこうやって聞かないけど
海外では何故かみんな聞いてくるのね。
私は好きです、こういう積極的な関わり方が。
私に自分を説明するチャンスを与えてくれます。







なみちゃん:「テル・アビブについて考えてるの」




ヘンリック:「どう思う?」




なみちゃん:「……あんまり好きじゃない」




ヘンリック:「僕もそう思うね。でもどうして?」




なみちゃん:「……何か変なの」




ヘンリック:「その通りだね」








何か、アンバランスな何かを感じる。
アラブ人だって住んでいるけれど、
その数はエルサレムほどではないから、
アラビア語は殆ど書かれてない。
何処を向いてもヘブライ語、ヘブライ語、ヘブライ語……


ねぇ、この国の公用語、何だったけ?




この水、どこから引いてきたの?






問いかけたいことだらけ。
あまりに不透明なこのシステム。
どこから手をつけたら良いんだろう。
見当もつかない。











3.イツハク・ラビンを思いながら

ランドのお家は超豪邸で、
モールの上にあります。
市役所の隣。


市役所はイツハク・ラビンの暗殺場所でもあります。
ここで彼は凶弾に倒れたのでした。


彼を悼む碑と
彼の最後の言葉が刻まれた壁を
ヘンリックと一緒にじっと眺めて、





ヘンリック:「マイ、ラビン好き?」



なみちゃん:「……確かではないけど、多分。」






イスラエルが生まれたことで
たくさんの人が人生を変えた。
変えることが出来た。
変えられてしまった。




幸せそうに通りを駆けて行く小さな女の子を横目で追いながら、





「この国は憎まれるために生まれてきたんじゃない」




と言い放ったラビンを思って、





火種の大きさは違えど
多くの人に憎まれてるには違いない日本を思って、







私に何が出来るんだろうな、という
シンプルで果てしない問いを思い出して、







「Hey, Henrik!! Mai!!! Come on!!!!」
と遠くから呼んでいるアメリカン二名の後を追ったなみちゃんでありました。










4.レバノン戦争に反対するデモ

夕飯を食べたあと、
ラビン広場と通りかかったら
丁度大規模なデモンストレーションが展開されていました。


興味津々の外国人5人組、
早速デモに突入。


野外コンサート会場みたい。
有名アーティストが歌ってるらしいけどよう分からん。
とりあえずヘンリックが
ルーマニアから移住してきて現在ハイファに住んでいるという
母(年齢不詳)・息子(26)2人組に突撃インタビュー。




ヘンリック:「ちょっと失礼。
       どこから来たんですか?」



うーん、この突撃精神。
見習いたい。





ヘンリックが主にお母さんのほうと喋ってるので
なみちゃん息子を捕まえて話を聞く。


なみちゃん:「ここではどんなことしてるの?




息子:「レバノン戦争に反対するデモだよ」



なみちゃん:「何で反対してるの?」



息子:「この戦争は始めから終りまで変だ」



なみちゃん:「どういうこと?」



息子:「他にやり方があったはずなんだ、
    普通市民や兵士が誘拐されたら話し合うだろ??」



なみちゃん:「なるほどね」





ついでに聞く。





なみちゃん:「パレスチナについてはどうなの?
       土地、共有できないの?
       対話は出来ないの?」






息子、答える。




「無理だね。
 (デンマークっ子ヘンリックを見ながら)
 君だってあの例の風刺画事件で分かったろ?
 アラブ人はtolerance(忍耐心)を持たないんだよ。
 話し合っても無駄さ」








そうなのね。
貴方はそう思うのね。






人の心を、信じていることを変えるのに、
どれが一番良い方法か、なんてマニュアルは無い。


そもそも、変えるなんておこがましい。
「正しいこと」なんて人の数だけ存在する。
それでも傍から見ていて
「変えたほうが状況は良くなるんじゃない?」
と思うような問題は沢山あるでしょ?


ある人たちは
暴力でぶつかりあう。
ある人たちは
言葉でぶつかりあう。





私はたまたま、こう思う人間に育った――

とりあえず、相手を否定せずに話を聞いて、
私の意見は直接ぶつけずに、
少しずつ私の視点に立って貰えるように
そして相手が身構えない楽しいやり方で
情報や機会を提供する、
そしてその都度考えて貰うのが
一番近道だ、

と。




それは
数え切れない、果てしない数の対話によってのみ達成される、
と誰かは言った。






そうなのかな。




近道、探すのは時間の無駄なのかしら。








規模や場所は違えど
人の衝突を見るたびに思う。





対話という最もベーシックなことすら
満足に出来ない日本人の小娘にとって
このテーマはとても大きくて、
人生を費やしてしまいそう。











あー。難しい話は終わり終わり!!!











5.いいのかジャネッサ?!

土曜の夜はひたすら酒を飲んだりしていました。
会話の相手は専らヘンリック、
言語はアラビア語。






ヘンリック:「マーイ、あの二人どう思う?」




あ、あの二人ってジャネッサとイヤドね。




マイ:「うーん、いい友達なんじゃない?」





ヘンリック、ここで問題発言。





ヘンリック:「ジャネッサを見てごらんよ。
       絶対イヤドとキスしたがってるよ。
       アライサ・カザーリク?(そうじゃない?)」





えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?
なんだってぇ?







マイ:「あり得ない!!!」





ヘンリック:「いや明らかだよ!!」




マイ:「ないないないないない!!!!(じたばた)」




ヘンリック:「だって見てみろよ、二人を(笑)」











横目でチェック。





あー。確かに良い感じの雰囲気なんですけど。










マイ:「……あり得るかも。」




ヘンリック:「ほらね(笑)」











次の日、砂浜で本を読んでいたら
遠くのほうで抱き合ってる二人を見てしまったことよ。







マイ:「あ~……チューしてるよチュー……」(開いた口が塞がらない)





ヘンリック:「ねぇマイ、ジャネッサは今日だけのつもりかな?」





マイ:「えっ、一日限りなんてアリなの?!」







大人の世界は分かりましぇん。











ヘンリック:「ねぇマイ」





マイ:「なに?」




ヘンリック:「もしジャネッサが~」




マイ:「ジャネッサが?」




ヘンリック:「君とジャネッサの家にイヤドを泊めたいって言ったら
       どうする?(笑)」




マイ:「……あー、考えが浮かばないね……」




ヘンリック:「僕に良い考えがあるよ」




マイ:「なになに??」




ヘンリック:「もしそうなったら、君は大学に行って~……」




マイ:「?」




ヘンリック:「新しい恋人を見つければいいよ(笑)」












このやろう!!!!







マイ:「殴るよ!!!(笑)」





ヘンリック:「ハハハ、冗談冗談(笑)」









ちなみにヘンリックは
私が日本に拓郎くんを置いてきたことも
4年の付き合いであることも
(私が殆どメールも書いてないこともw)
知っていて、
彼自身はヨルダンに恋人が居ます。
もう1年の付き合いだとか。







ヘンリック:「彼女からメールが来ないんだ」



マイ:「あらまぁ、でも私も書いてないねww」



ヘンリック:「彼女を殴ってやりたいよ(笑)」



マイ:「そりゃ大問題だw」



ヘンリック:「うそうそ、女の子を殴ったことはないよ。
       殴られたことは数え切れないほどあるけど(笑)」



マイ:「私も数え切れないくらい殴ったわー(笑)」






まぁこんな感じです。
イヤドとジャネッサが二人で話してる場面が多かったので
専らヘンリックとの会話ばかりになってしまいましたが。














⑤オチ

帰ってきたのは日曜の夜中。
月曜日、アシュラフに会いまして、



またちょっと喧嘩をした後、

(この件についてはまた後で。)


仲直りをして、アシュラフは言いました:






「で、ミミ、君は水着を着たのかい?」





ミミ:「まぁね」





アシュラフ:「ちょっと今着てみろよww」





ミミ:「マジ嫌だから!! この変態!!!(連殴)」









そうです。
水着、着たのですわ。





日本では拓郎くんに買ってもらった水着を
一度も着なかったこの私が。
黒いセパレート…もといビキニを着たのですよ。
(ちなみにテル・アビブで購入。
 カード使っちゃったYO!!!)






来週は死海に行くらしい。
ラーマッラーで知り合った
パレスチナで最初のサーカス団の団長シャーディーが
(ちなみに彼は超陽気な、多分ヨーロッパのどっかの国出身)
招待してくれるって。




死海には確かに興味があるんだけど、、、、、

また着るのか~。
ぐへぇ。
こっち来てから毎日柔軟体操だの腕立て伏せだの
運動はしてるんだけど、
体型にはちっとも自信がありましぇん。










とりあえず、
足の日焼けが一刻も早く治ってくれることを祈りつつ。
(死海の水に遣ったら傷が激しく痛むに違いない)
おしまい。
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