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珍しく更新が途絶えていたこの3日間、
なみちゃんは小旅行に出ておりました。




どこへ行っていたのかと言うとですね、





キリストの生まれた町・ベツレヘムと、
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地である
アル・ハリール(ヘブロン)
です。




ユダヤ人とパレスチナ人の子供らに
バスケットボールを教えている
ナイスガイなアメリカ人ブライアン(25)←身長2m強
が運転するレンタカーに乗り込み、
ジャネッサとゴーマン(ドイツ男児21歳)となみちゃんは
土曜日の朝にラーマッラーを出発。












難民キャンプを訪れたり
分離壁を眺めまくったり
キリストの生まれた場所を見たり
まぁ色々とpreciousな時間を過ごしましたが、






あんまり長く書くとつまんないから
一番衝撃的だったことだけ書きます。







日曜日の昼下がり、
アル・ハリールでの出来事。










アル・ハリールは
パレスチナ人の住む町のど真ん中に
ユダヤ人入植地がおっ立てられて
(2000年代に入ってからですよ、
 ロードマップはどこ行ったんだ全くもう……)
町全体をユダヤ人が監視しているような場所です。



アル・ハリールは
手っ取り早く言えばユダヤ教の聖地なので
settlerにとってとても魅力的な場所なのです。
ぱかぱか入植してきます。
あ、関係ないけどアラビア語科の皆さん、
「入植」系はwaTanの10形です。

ユダヤ教の聖地は弟分のイスラームの聖地でもあるので、
ここのイブラーヒム・モスクはとても古くて有名。
ムスリムの憧れの地です。



入植者を守る、
つまりはsecurity reasonを掲げたイスラエル政府は
この町を鉄条網や壁で区切ってしまったため、
パレスチナ人の生活は分断されてしまいまして、
10m先、目の前にあるお墓にお参りするにも
半時間かけて遠回りしなくちゃならないような状態。




そんな町の中、
我々4人は
丁度鉄条網のラインに建っているお家にお邪魔して
色々お話などを伺っておりました。






最近結婚したばかりの家主さん
(40歳くらいのおばちゃんだった)によれば、


鉄条網の向こう側にある道路に面したこの家は
しばしば道路を歩く入植者による
投石の被害を蒙っているそうで、




この6ヶ月に窓ガラス4枚を割られており、
そのために彼女はシャッターを閉めっぱなしにしています。
こんなに天気がいいのに!
気が狂っちゃうよ。







その道路に面したバルコニーから
なみちゃんは道路を見下ろし、
無造作に銃を引っさげて歩く
同い年ぐらいの若者の集団を眺めていたのですが、
(入植者は自衛のために銃を持ち歩いて良いことになってます)





通りすがりの10,11歳くらいの
がきんちょ二人が
私を見上げて何やらニヤニヤしながら
立ち止まって話し始めまして、














「?」





と不思議に思っていたなみちゃんに
ブライアンが叫ぶ。









「Mai!!!
 Come on!!! Hurry up!!!
 They are grabbing the stone!!!














STONE!?
今「石」って言った?!
















確認する暇も無く
部屋に駆け込んだ私の後ろで
ブライアンが鉄製のドアをしめた直後、








ガンッ








と背後で鈍い音。












言うまでも無いですが
拳大の石が鉄のドアに当たって跳ね返った音です。










ジャネッサが呆然とした顔で言う。
「Hey, Mai!
 What were you doing there?!」








同じく呆然としていた私の代わりに
「Nothing」と答えるゴーマン。
別に、外の雰囲気を味わっていただけじゃない。
これが罪なの?










大体何で
危害も何も与えない人に向かって
石を投げることを知っているんだ、彼らは。

私なんか人様の家にゴミすら投げ込んだことがないのに。
まぁ「あ~したてんきにな~あれ~」とか靴を投げた結果
通学路にある人様の家の塀の向こうに
靴が飛んでったことはあるけど。










それとも私がそんなに危険人物に見えたか?
身長160センチで童顔の私の姿、
10mも離れていなかった彼らにははっきり見えた筈。
この小さな東洋人に一体何が出来るというのだ、全く。
波動拳でも打つと思ったのか?
















打てるものなら打ってやりたい。
誰か教えてください。
元気玉は時間がかかるからパスの方向で。
















まぁつまらない冗談はさておいて、
とにかく彼らから見たら
私は東洋人ではあれど
パレスチナのサポーターであって
テロリストの仲間だった訳ですね。







現実を身をもって知った私。
「ステキな機会をどーもありがとー」(棒読み)
って感じですが、







もしあなたたちにとっての武器が石ならば、
私の武器はこの両目。
あなたがあなたの子供を持つような日が来るその時に
「丸腰の市民に石を投げるのは馬鹿げている」という常識が
入植地まで届くように、
私はこの差別の証言者になってやる。
吠え面かくなよ、このがきんちょめが。











とりあえず新しい目標を立てました。





●出来る限り、差別を目撃する
  外国人が居るだけで
  イスラエルの兵士は人目を気にして暴力を抑えるから。
  カメラ必須です。




●アラビア語に加えて英語をもっと喋れるようになる
  イスラエル兵士は大体片言の英語を喋るから。
  言語的に優位に立ってやりたいと
  心の底から思う。




●ヘブライ語も勉強する
  次に入植者の子供が石を投げる場面に直面したら
  「この教養無し!!
   どこの子供が丸腰の市民に石を投げるんだ、
   一昨日来やがれ!!」

  って叫んでやるんだ。







まぁ悔しさからこんな目標を立てた私ですが、








こんな瑣末なことは
私の心を満足させるためのものに過ぎなくて、













どうしたら
それまで「人」として認識していなかった存在を
自分と同じ価値を持つ生き物として認識出来るようになるのか、




もしくは
どうしたら
認識出来るように「させる」ことが出来るのか、





そればかり考えています。
日本に居た時から考えてはいたけれども、
ここに来てからとても深刻に考えざるを得ないのです。






イスラエル側とパレスチナ側の衝突を見ているから、
だけではなく
道を歩けば「チンチャンチョン」とからかわれる
自分の経験も相まって。


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