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イタリア人とパレスチナ人のハーフの友達がいます。








彼女の名前はミリヤム、25歳。
大柄で陽気でやかまし系。


ミリヤムの親戚の女の子(大学の生徒)が
友達を連れてPASオフィスに顔を出した時、
ミリヤムはパソコンでメールを打つのに夢中で
彼女達2人の相手をすることをさり気なく拒み、


丁度オフィスで本など読んでいた「日本人のマイ」を
彼女達に紹介した訳です。







生贄かよ!!!






とはちょっと思いましたが
なみちゃん辛抱強いし
ミリヤムは憎めない子なので
そのまま相手を致しまして、









彼女達のうちの一人・ジクラヤート18歳とは
その後もよくバッタリ会うようになり、









流れで

「来週の水曜日、ウチにおいでよ!」

というお誘いを受けることになった訳です。










ジクラヤート
(dh,k,rの組み合わせであるこの名前は
 「思い出」とか「記憶」って意味を持ちます。
 まぁアーンミーヤではdhがzに変わるんだけど)
は物静かな女の子で、
私の外語大仕込みの正則語での話を
辛抱強く聞いてくれます。
(アラビア語正則語は
 コーランの言葉がベースなので
 古いんです。
 会話ではあんまり使われません。)



彼女は
ビール・ゼイト村からバスで15分のラーマッラーから、
更に30分バスで進んだところにある
ナァリーン村に住んでいて、




「うーん、遊びに行きたいけど
 その日のうちに
 ビールゼイトの家に帰りたいなぁ…」

というマイちゃんに対して

「車があれば、イフタール(日没後の食事)の後に
 帰れるわよ」

とご返答。




うーん、帰れることを願う!!






レッツゴー。











ところが、ですよ。










ラーマッラーと
彼女達の村の間には、













検問所!!!!



(アラビア語では「ハージズ」、
 もしくは「ノクタ・タフティーシュ」。
 ヘブライ語では「マハソーム」。
 ここで暮らすと毎日聞く単語です。
 必須!!!)










当然、車の流れが悪くなる
日にち、というか兵士の気分によっては
日没後に閉まる









なみちゃん、帰れない。
つーか今日パスポート持ってないYO!!!
今度はどんな嘘つけばいいんだ。
やべぇ。


と思ったら顔パスでした。
テキトーだなぁ、もう……














しょうがねぇ、泊まるか。
と腹を決めて彼女の家に乗り込むなみちゃんを
待ち構えていらっしゃったのは


大 家 族。






いやーもう、まじアラブの家族はでかい。
ひいおばあちゃんからひ孫まで
10人以上が入れ替わり立ち代わりで
この村では珍しいニホンジンと握手をしてくれまして、
結構な騒ぎです。




彼らご親戚と
イフタールを一緒に食べたのですが、












ファッラーヘの言葉(農民的アクセント)

まじ分からないし!!!












今までムドゥン(都会っ子)の言葉を聴いてきたなみちゃん、
大混乱。







例えば
「キーファハーラック」っていう言い回しがあるんですけど
(元気?って意味です)




彼らは
「チーファハーラック」と言う。





アラビア語科の皆さん、
つまりkがchに変わるんですよ。
彼らにとって犬は「チャルブ」です。
まぁご存知の通り
都会っ子は心を「アルブ」って発音するんだけどね。










更に
ひいばあちゃんは
「シュローネック」
と言って下さいましたよ。
バダウィー(ベドウィン)言葉ではないか、それ。
アラブ国家がオスマン帝国から分断される前の言葉の
名残でしょうか。









そして私がフスハーを喋ると
やっぱり笑われるのです。
日本で言えば古語を喋ってるようなものだから
まぁ当然と言えば当然です。











ご飯の後は家族で団欒。
プラスチックのイスを玄関先に引っ張り出して
喋る喋る。




ジクラヤートの兄ちゃん23歳(28歳に見える)に対し
結婚話が持ち上がっていて、
やれあの家の娘はどうだだの、
彼女はまだ若すぎるだの、
いやー僕は金髪娘と結婚したいから
是非ジャネッサを紹介してくれだの、
でも彼女30歳だよ、
えーマジで、それはちょっとなぁ、
何で彼女は結婚しないんだい、
まぁ人それぞれでしょう、と
これまた大変な騒ぎ。



ジクラヤートの従弟17歳は
もうタバコをスパスパ吸っていて、
なみちゃんの目の前で
火のついたタバコを口に含んで見せたり
ベリーダンスを踊ってくれたり
(ちょっと待てお前男だろ、
 でも上手いぜちくしょう)
2歳の姪っ子を投げ上げたり、と
パフォーマンスに長けておりました。





あ、
赤ん坊を
投げ上げたり
振り回したり
片手の手のひらの上に立たせてバランス取ったりする
の、
ココでは立派な文化ですから。

でも私はビビッて
「ヤー ハラーム!!」(ダメよ!!)と
叫んでしまうよ。









そして一番ショックだったのは、
家に着いた途端、




ジクラヤートが
豹変したことでした。








何て云うか、









長女系の娘っ子が
末っ子系の娘っ子に
豹変した感じ。


物静か系が
アクティブ系に
豹変した感じ。



そして振り回される私。









内弁慶かよ!!!!












でも更にびっくりしたのは、







いつも
家の外ではヒジャーブを被っていて
顔しか見えない彼女が、


物凄くスリムでスタイルが良くて
綺麗な女の子だったこと。






あー、これは確かに
ヒジャーブを被って
長い服で体を覆わないと
良くない虫が付くね。







ていうかヒジャーブっ子の素顔は
大体可愛い。
元よりアラブの女の子は美人です。
ヒジャーブは合理的な面もあるかもー。









と、ちょっと納得したなみちゃんでした。

とりあえず眠いです。朝帰りだからね。
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