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多分、2/2から本格的にリサーチとお仕事が始まります。




リサーチは勿論、

日本がこの地域の平和構築においてどのような役割を果たしうるか
尚且つ
日本がこの問題に関わることで得られる利益は何か





にまつわるエトセトラ。






そこで今は、現在進行形で日本が行っている
「ヨルダン渓谷開発プロジェクト」について、
徹底的なリサーチをしてるところ。


このプロジェクト、
小泉元首相が中東訪問をしたときに
ペトラでラクダに乗って
「ラクダは楽だ~」
なんてセンスのカケラも無いシャレを口にしながらも
相手国に提案したりしていた、
「平和と繁栄の回廊」構想の具体案です。

(ちなみに私に言わせればラクダはラクではない。
 まじお尻痛くなるもん。)









さて、この開発プロジェクトに関しては、
パレスチナ情報センターさんのHPにて、
詳しく批評がなされています。

<日本政府のヨルダン渓谷開発援助計画のナゾ>
<ナゾなヨルダン渓谷開発問題――現地NGOと問題共有>
<リブニ外相来日と「回廊構想」>
<特集ページ>




一方で外務省・JICA側の情報はこちら。

<JICA パレスチナ事務所>

<Japan's Concept
for Creating the Corridor for Peace and Prosperity(Background Paper)>

<イスラエルとパレスチナの共存共栄に向けた
日本の中長期的な取組:「平和と繁栄の回廊」創設構想>










前者と後者のスタンスは、明らかに違っています。
だからこそ問題になる訳なんですけど、


パレスチナ情報センターさんの場合は
あくまで「占領」を否定することから問題の解決は始まる、
というスタンス。


一方で日本政府側の場合は、
パレスチナ寄りでもイスラエル寄りでもない立場を生かして
今この占領下の状況でも進め得る平和構築を目指そう、

というスタンス。







ヨルダン渓谷の現状は凄まじいものがありまして、
人々の暮らしは最悪の状態です。
どんなかっつーと、


①壁と検問のために人々の移動・物流が制限されている。
 更に北部では分離壁の向こう側に土地が取り残されている。


②禁止事項が多く課されている。
 家の補修、土地の農業利用、インフラの整備、水資源の利用など。


③分配が不公平である。
 周辺の入植地による資源の独占が続いている。
 パレスチナ人とイスラエル人の賃金にも差が。


という感じ。
まぁ具体的に言えば、
家の屋根が吹き飛んじゃっても
瓦で葺き直す権利が与えられていない
とか、
農業やりたいのに人が入ってこられないから労働力足りないとか、
40年間新しい建物の建築が禁止されてるから
テント張って学校開いてる
とか、
30歳にならないとこの地域に出入りできないとか、
だから折角作った作物も売りに出せないとか、
そんな感じです。まだまだあるけど。




これらのunfairな全てのものは、
やっぱり
「占領」
が直接的で大きな理由です。
それは誰の目から見ても、この地域を知れば知るほど明らか。









ホント、明らかです。。。。。。













だからこそ、UNやらICJやら諸国やらが
「占領はイクナイ!」
と何度も何度もイスラエルに勧告している訳ですねー。


国連の、パレスチナ問題に関する、イスラエル批判の決議文を
外大の図書館で印刷にかけまくって束にしてみたことがあります。
どの決議を読んでも毎年毎年、同じような条文ばっかり。
こいつらを束ねてハリセンにして殴りかかろうが何だろうが、
イスラエルは占領政策を抜本的には変えないんですなー。






そんな中で日本政府は思ったのだろう。


「日本が占領反対を唱えても、
何も変わらねんじゃね?」



と。








そりゃ、
パレスチナの現状は昔の南アフリカのバンツー・ホームランドみたいだし、
許されたことではない。
私だって許さん。くたばれシオニズム。








でも、アクターごとに向き不向きがあって、
現状を変えるために担う役割が
それぞれ違うんじゃないかなぁと思う訳です。








それぞれが祝福されて生まれた人と人との間に
権利や扱いの不条理な格差があるのは、
ホントに情けなくてあほらしいことだ。ふぁっく。
そんなことを個人レベルや社会レベルでヒトは繰り返してきたし、
これからもきっと繰り返すのだ。きっとじゃないや。明らかにそうだ。
私だって何かに加担しているに違いない。気づいてないだけだ。








そんな中で、人間の尊厳を守ることを主張して
「占領反対!」
と声を上げられる人間は、やっぱり限られている。



人間が限られてるんだから、
人間の集まりである国家だと更に限られてくる。
国際機関にも、ある程度の縛りがある。



NGOは志を同じくする人間の集まりだから、
声を強めて口にすることが出来るだろう。
「占領は絶対にいけない!」
と。







そんなアクターが、それぞれ、
この地域の人たちがもっと幸せに暮らせるように
アクションを起こす。
とてもfairな理念に基づいた行動かもしれないし、
実はとっても計算高いかもしれない。
でも目指すところは、突き詰めれば同じはずで。







だから私は、このヨルダン渓谷開発計画は、
日本らしくて良いかなぁと思うのです。
寧ろ、超頑張ってる方だと思う。
イスラエルがこれに本当に同意しているなら。



ただ、この計画が掲げる理念を、きっちり突き通すことが要です。
そこに妥協してイスラエルに足元見られちゃうならば、
マジあほです。
こんなにクリーンな計画出したんだったら、
そのクリーンさにこだわれ。





という訳で、
「妥協してるんじゃない?」という疑惑の視線を投げ掛けながら
リサーチをしているなみちゃんでした。
打ち合わせは12時間後だよ。寝られねー。
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