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「難民キャンプの子どもは天使!」


と言う人は、
一度
「訪問する」だけではなくて
「子どもに何か教えてみる」と良いと思います♪(にっこり)


かく言うなみちゃんは、
ジェラゾン難民キャンプの子どもクラブで音楽を教えています。






ここの難民キャンプは30,000人の住人が居ますが、
そのうち約半分が18歳以下の子どもです。
という訳で子どもセンターはいつでも子どもで溢れかえっています。






ビール・ゼイト大学の学生たちの一部は
週一回ほどここを訪れて子どもと遊ぶボランティアをしていますが、



来るたびに頭を抱えて帰っていきます。








なみ:「あらおかえりユディット、今日のキャンプはどうだった?(笑)」


ユディット:「アズは気分を悪くしたし、クロウェは疲れきってるし、
       ヴィオレッタも頭が痛いそうよ。(学生たちのこと)
       私もあれ以上は付き合いきれないわ。
       だから早めに帰ってきたの。」


なみ:「あら、何かあったの?」


ユディット:「一人の8歳くらいの女の子が居てね。
       彼女のIDカードの写真はホントにイノセントなのよね。
       でも彼女、アズ(イギリスとエジプトのハーフ20歳♂)
       のこと、ずっと追いかけて蹴り続けてたわ」


なみ:「おおっと(笑)」


ユディット:「私賭けてもいいけど、あの子絶対お兄ちゃんが居るはずよ。
       私も16歳くらいまでは兄と素手で喧嘩してたわ(笑)」


なみ:「私も今日あそこで音楽を教えてきたけど、
    ホントに体力消耗しきった感じ……」


ユディット:「見たわよ、20人くらいの子どもに
       一人の日本の女の子の先生と小さいキーボードが
       とり囲まれてるところ(笑)」


なみ:「皆キーボードの音を聴こうとしないのよね、
    何とかスケールの名前(ド、レ、ミ…)だけは教えたけど」


ユディット:「その日本人の先生、
       口にはスマイルを絶やさなかったけど、
       目は『何でこんなことも出来ないの』って
       ハッキリ言ってたわ(笑)」


なみ:「あら、よく見てるわねw」










そう、私と小さいキーボードを
20人以上の6-9歳くらいの子どもが取り囲んで音階から覚えていく、
それが私のここでの仕事模様です。






問題なのは、


まず人数が多すぎること。
20人で一つのキーボード、一人の先生?



次に、子どもが入れ替わり立ち代りやって来ること。
一人の生徒にじっくり時間をかけることが出来ません。



更に、
ここの子どもの好奇心20人分には本当に対応しきれないこと。
何度言い聞かせても、
私を取り囲んだ輪から沢山の手が伸びてきて、
私がキーボードを弾いている間も鍵盤を押し続ける。
これじゃ音階なんて覚えられない。



更に更に、20人が20人、それぞれ激しく自己主張
「ねぇ、私の声聴いて!」
と順番を無視して腕を掴んでくる子は数え切れない。
「あなた、今他の子の番なの、分かってる?」
と聞き返しても「お願いよマイ~」と譲らない。








30分の授業だけで先生はクタクタですw
幼稚園の先生の苦労が分かったwwww







交流していくうちに何となく分かってくるのは、
ココの子どもたちの多くが
「特別でありたい」という要求を抱え続けて満足できずに居ること。



外国人である私達にぴったりくっついて
他の子どもに見せ付けたがったり、
執拗に追いかけてきたり、
注目を一身に浴びたがったり、
私からの特別な贈り物を要求したり。



多分それは、家庭環境に問題の根があるんだと思います。
一家族に10人くらいの子供が居る中で
母親は世話に疲れきっていて、子供の話を聞けないから。






次に、自尊心がとても強いということ。
何かを問いかけたとき、
「そんなの知ってる」「そんなの分かってる」
という答えは耳にタコが出来るほど。


それは、国柄なのかな。
子供だけじゃなくて、大人に関しても同じことが言えて。
「日本から来たの」と言うと
「勉強したから知ってるぜ、中国が日本の首都だろ!」
と言われたりするからねw



自分で何もかも一から切り開いてきたのがパレスチナ人だ、
そうやって今も何とかやっている、
私達は占領下でも自分の力で何かを手に入れることが出来る、


そういう気概が子どもにも影響を与えているような気がします。













どうやら私は音楽を教える方法だけじゃなくて、
トラブルを持つ子どもへの接し方も勉強しなくてはならないようです。



たった2、3ヶ月のボランティア。
それでもこの時期の子ども達に与える影響は、
例え彼らの記憶から私の姿かたちが消えてしまうとしても
とても大きいはずなのです。




カゴの中に押し込められて育った苗木をカゴから出すことは、
私には出来ません。
それは家庭の仕事です。パレスチナ人がやることです。



私に出来ることは、
彼らをカゴごと外に連れ出して、
少しでも太陽の光に当てることだと思います。

ぐにゃぐにゃと好き勝手な方向を向いて育った苗木が
少しでも自然の光に触れて、
リズムを取り戻せるように。







という訳で、






ただ笑うだけじゃなくて、
怒ったり叱ったり、私も最低限の感情はきちんと表しながら、
いっちょ悪魔と戦おうと思います(笑)。
あんたたち、私はモノを言う人形じゃないんだからねっ。
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