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トゥルカレムから帰ってきました、
お疲れなみちゃんです。





トゥルカレムからビールゼイトまでの乗合タクシーで、

乗客の間で交わされた値段交渉が面白かったので
記念に載せておきたいと思います。







トゥルカレムとラーマッラー(ビールゼイト経由)の間の
乗合タクシーの価格は、
大体25シェケル(1シェケル26円程度)です。
確かに往路は25シェケルだった。







それを、
帰路半分(30分)ほど過ぎたところで今回のタク運おやじ、






「今(夕方)ラーマッラー行ったら
 これからトゥルカレムに行く乗客は居ないんだから、
 俺は空っぽで帰らなきゃならないだろ。
 その分も合わせて、35シェケル払ってくれ」




と言ったのです。
10シェケルも上乗せかよ。








そのとき、乗客は
男3人女4人(うち1人は怪しいアジア人の娘)
でありましたが、






ナミキが「ナンセンスよ、私25しか払わない」と口を開く前に、






私の目の前に座っていた20代後半の女性Aが
憤然と抗議した!






女性A:「ちょっと待って、
     行きは25シェケルだったのよ!
     同じ道を通るのに何で多く払わなきゃならないの!」





「仕方ないだろ、もう夕方なんだから!」と応戦するおやじ。
そこに女性Bが割り込む。




女性B:「待ちなさい、
     あなた、タクシー会社との契約で働いてるんでしょ。
     だったら失う分は会社が保障するんじゃないの。
     乗客から取るなんて、搾取よ搾取。」





おお、よく言ったぞ姉ちゃん!!!!




おやじ:「それに戻ってくるときの検問所で
     どれくらい待つと思ってるんだ?
     1時間も2時間も待たなきゃならないんだ、
     こっちの身にもなってくれよ!」






そこに、私の隣に居た大学生の男の子が援護をしようとする。






男の子:「そうだよ、帰りは大変なんだから……」






しかし女性B、
「あなたは黙ってなさい」の一言で一蹴。
敢え無く沈没する男の子。合掌。






女性B:「じゃぁ何のために会社と契約してんのよ。
     おかしいでしょ。」





そこに女性Cが口を挟む。




女性C:「ちょっと待って。
     私この間夜の20時にタクシー貸切で乗ったけど、
     120シェケルしか払わなかったわよ。
     このタクシーの乗客、25×7で175シェケルよね?」




女性B:「それ、帰りはそのタクシーが空っぽで帰るってことよね?」



女性C:「勿論よ」



おやじ:「それは不法タクシーに決まってる!」



女性C:「違うわ、きちんと会社に連絡取ってたもの」



おやじ:「じゃぁどこの誰だ?」



女性C:「どこの誰かは知らないけど、
     うちの姉はよく利用してるから電話番号持ってるわ」








うーん、今回は女性の方が上手(うわて)です。
黙り込むおやじ。





なみ:「とにかく私は25しか払わないから。
    ナンセンスだもの。」




女性C:「そうよね、ほら見なさいよ」



おやじ:「その子は外国人だろ、客人みたいなものだからいいんだよ」



なみ:「あら、じゃぁ他の人はお客じゃないのね!」




そして追い討ちを掛ける女性B。






女性B:「ちなみに私がタクシーを貸切にした時は115シェケルだったわ」







「そんなの……」と不平を言いたそうなおやじでしたが、
男性客3人からは何の援護も反応も無く、








結局一人25シェケルで、




更に




この女性陣をビールゼイトの自宅まで送る





という特典まで付けさせられていました。
哀れ、おやじ。











女性が元気なのは社会が元気な証拠です(笑)。
「パレスチナ社会」全体を眺めれば
成程女性は外になかなか出られないのかもしれないけれど、
一度”内側”を見てみれば
女性の方が弱いのかと言えば全くそんなことは無く






ここで私が知る限りではいつも、


男の方が体裁を気にするし同情的で感情的なやり取りを行い

女の方が「納得出来る」ことを重視して冷静で論理的なのでありました。









そういえばうちのパパさんも
値下げチケットとか使おうとしないし、
値段にこだわろうとせず外交的な面を重視していたし、
問題を起こさずサラリと済ませようとする一方、


ママさんは納得出来る値段と状況にこだわって
きちんと衝突するヒト。
正反対に見えても、
両方があってこそナミキ家が上手く回ると思うんだけど。



それらをきっちり遺伝して引き継いだ私は
両方を持ち合わせているタイプ。
お外では体裁上にこやかに振舞うのも雰囲気を作るのも、
一方で芯の部分で譲らないのも親譲り。







でもパレスチナでは
何が起きようと納得するまで譲らない、
そんなハビーバーティー(私の愛すべき女性たち)の方こそを
いつでも応援しているナミキでありました(笑)。
いやーモットーはすっかり卑ですから!w
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